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若手パティシエにインタビュー:パティスリーガレット様(大阪市平野区)
2022/08/10 00:00
こんにちは!
スイーツ事業部、企画営業の森谷です!

いきなりですが、プチハッピーニュースがあります!
去年から会社の机で育てているナギが
いつの間にか大きく成長していました!
知らぬ間に我が子が大きく成長したような感じ・・・。
親になるとこんな感覚なのでしょうか?(笑)
僕にはまだまだ先のことになりそうですが、
ちょっとだけ親になった気分を味わえました。


というわけで、しょうもない話はさておき、
早速本題に入りたいと思います!(笑)

最近はオーナー様とお話させていただく
機会が増えてきたのですが、
「若い子がすぐ辞めてしまうんよな~」
「スタッフさんとの距離感が難しい・・・」
というようなお声をよくお聞きします。

これはスイーツ業界だけでなく、
どんな職場にでもある悩みの一つです。

ただ、今の若者たちはどんなことを考えながら働いているのか?
今後は?今の目標は?など若者の考えを知る機会はなかなかありません。
というより、オーナー様から聞くことで
本音の部分が分からないというのが正しいでしょうか。
僕も社長や上司から「楽しく働けてる~?」とか聞かれれば、
元気良く「はい!(満面の笑み)」
と答えてしまうかもしれないです(笑)。

そこで!今回は大阪のケーキ屋さんにご協力いただき、
普段はなかなか聞くことができない
若手パティシエの考えについて取材させていただきました!

今回取材させていただいたお店様は、
大阪市平野区にあります「パティスリーガレット」様です。

オープンして19年目を迎えられたお店様で、
看板商品はもちろん『ガレット』です。

以前こちらのブログで、
「クリスマスの日にケーキ屋さんでお手伝いさせていただきました!」
というお話をさせていただいたのですが、
まさにそのお手伝いさせていただいたお店様が
こちらのパティスリーガレット様なんです!

その時に厨房でいろいろお話をさせていただく中で、
当時入社1年目の斎藤 葵(さいとう まもる)さん
お話しさせていただく機会もありました。

そのこともあり、『若手パティシエにインタビューをしたい!』と
思ったときに真っ先に浮かんだのが斎藤さんでした。

早速斎藤さんに取材のご連絡をさせていだきましたが、
快く引き受けてくださりました。
ありがとうございます!

斎藤さんは辻調理師専門学校をご卒業されて、
新卒で2021年から正社員として
パティスリーガレットさんに入社されました。
森谷:まずお伺いしたいのが、どういった経緯で入社されたんですか?
斎藤さん:就活を始めた時、まず学校の求人を見て、
     そこに載っているお店のお菓子をひたすら食べ歩きました。
     その時にパティスリーガレットのガレットに出会いました。
     ガレットを食べた時に「こんな美味しいガレットがあるの!?」
     と衝撃を受けました!          
     就活の時は、ケーキ屋さんに就職するからケーキでお店の味を知る
     と思っていたので、焼き菓子にあまり目を向けていなかった分、
     ここのガレットは衝撃的でした。       
     ガレットの美味しさを知ってから会社説明会に参加してお話を聞き、
     お店の雰囲気にも惹かれて入社したいと思いました。


森谷:たしかにガレットさんのガレットは格別ですよね!

   入社されて2年目になりますが、今はどんなお仕事をされているんですか?       

斎藤さん:これ!ということを担当していたりはせず、
     毎日「今日はこれやろーかー!」と 
     指示していただいた作業をしています! 
     いつも違う作業をしているので、中には新しいこともあったりします。
     やっぱり新しいことをするときとか楽しいですね!
     ん?いや、なんか違うかも?
     新しいことに挑戦して、それができるようになった時が楽しいのかも!
森谷:新しいことができた時の達成感っていいですよね!
   モチベーションアップのひとつですよね。       

斎藤さん:そうですね!あとは、平野区のイベントで
     『ついついひらの』っていうのがあって、
     毎月1日に普段店頭では出さないようなお菓子を出すんですけど、
     その時に出すお菓子を「今回どうする~?」と
     意見を求めてくださるので、
     創作意欲とかやる気アップに繋がっています!
森谷:上司から相談されるのって嬉しいですよね!
   斎藤さんとオーナー様の信頼関係が築かれている証拠ですね。

   ちなみに今までしんどかったこととか、
   入社してから「ん?思ってたのと違うかも?」というような
   ギャップとかありました?

斎藤さん:しんどいって思ったことは1回もありません。
     朝起きるのがしんどくて行きたくない~ってのはありますけど(笑)
     勤務時間もだいたい7時から18時くらいですし、
     和気あいあいとした雰囲気なので、
     しんどいと感じたことはないです。
     他のお店に就職した学生時代の同期のお話とか聞いていると
     より一層今の環境の有難さを感じますね!

     ギャップ…。んー…。
     強いて言うなら思った以上に環境が変わらないということですかね。
     環境があまり変わらないので、刺激が足りないな~と
     感じることがあるくらいです。
     基本製造をしているので、表に出て接客することもないですし…。
     ただ、ケーキ屋さんってそういうものっていうのもあったので、
     ギャップというほどでもないのかもしれないです。

     それに、厨房から売り場が見えるようになっていて、
     どんなお客様がどんなものを買ったのか
     見えるというのは良いですね!
     お客様の顔が見えるっていうのは嬉しいです!
斎藤さん:同期からの話だと人間関係で辞めてしまう人が多いみたいです。
     朝から晩まで働くのは今となっては問題視されていますが、
     それくらいは当たり前と考えている人も少なくないと思うので、
     労働時間に対して不満があるというより
     人間関係に違和感を持つ人が多いのかもしれませんね。

森谷:人間関係はどんな職場でもありますよね…。
   ヘッズでも良いところばかり見えてるかもしれないですけど、
   やっぱりいろいろありますしね(笑)
   暮松通信をご覧いただいている方はご存じかもしれないですが(笑)

↑オーナーの久保様と斎藤さんの素敵な笑顔

 
森谷:自分のお店を持ちたいなどの今後のビジョンってありますか?
斎藤さん:最低でも5年くらいはここで学びたいと思っています。
     いつか自分のお店を持ちたいって夢はありますけど、
     今はまだ具体的なビジョンが見えていない状況です。
     「こんなお店をしたい!」って思ってから
     具体的に考えていきたいと思っています。
     今はいろんな情報とかを集めていく時期だと思っています。


森谷:なるほど~!たしかにいろんな形態のお店が増えてきて、
   どんどん多様化していく時代ですしね!

   最後にパティスリーガレット様の好きなところを教えてください。

斎藤さん:もちろん、オーナーの人柄や雰囲気と看板商品のガレットです!

森谷:ガレット愛がすごいですね(笑)
   貴重なお話をありがとうございました!

最後にオーナーの久保様にもお話をお伺いしました。
 
森谷:パティスリーガレット様では入社2年目から名刺をお渡しされているようですが、
   斎藤さんの肩書には『製造部ドリームスタッカー』とあります。
   製造部というのは分かるのですが、これはどういう意味なのでしょうか?

久保様:何事にも真摯に向き合い確実にこなしていく、
    そんな彼の仕事ぶりを見て、
    『仕事同様自分の夢のためにもしっかりと積んで行って欲しい!
    そんな思いを込めています。


森谷:自分のことを見てくださっている、そして期待してくださっている。
   そういったオーナー様の想いが伝わる素敵な名刺ですね!

   最後にひと言コメントをお願いいたします!

久保様:お菓子屋を続けていくのに『意気込み』とか、『想い』とかももちろんだけど
    本当に大事なのは『覚悟』だと思います。
    スイーツ業界の若手の皆さん、よろしく頼んだよ~!

森谷:ありがとうございました!

 

今回初めて若手パティシエさんとお話させていただいて、
とても良い刺激をいただきました!
もっと若者に焦点を当てた企画やイベントを考えていきたいと思いました。

業種は違いますが若者同士、業界を盛り上げるために頑張りたいと思います!

いかがでしたでしょうか?
普段聞けないような若者の声やオーナー様の想いを聞いて、
新たな発見や考え方、今後のヒントになれば幸いです。

パティスリーガレット様
ご協力いただきありがとうございました!

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