さて、今回は5月14日(水)に開催された、ヘッズ主催のGCC勉強会(グッド・カンパニー・クラブ)についてお話しさせていただきます。
「GCC勉強会って?」詳しくはこちら>>
今回のホストは、株式会社白川プロ 代表取締役社長の白川亜弥さまです。
株式会社白川プロは、65年の歴史があり、主にテレビのニュースや番組の編集、音響効果を手掛けられている企業です。白川さまは、20年の現場業務を経て2014年に取締役に就任、2020年に代表取締役社長に就任されました。「ブラックでも仕方がない」という印象を持たれがちなテレビ業界の「当たり前」に疑問を持ち、良い会社とは何かを模索する中でワークライフバランスの充実に努め、「介護離職ゼロ」「育休後復職率100%」「男性社員の育休取得率100%」を達成されました。
今回は「ワークライフバランスを充実させ、社員みんなが誇りを持って生き生きと働き続けられる会社へ」をテーマにお話しいただきました!

かつての白川プロは、それぞれが誇りを持って仕事をしていたものの、社員が向いている方向はバラバラで、優秀な個人の集まりではあったものの、組織としては一体感がなかったそうです。当時の社員の口癖は「会社に何を言っても無駄」「会社がまた何か勝手に始めた」など、不満が多かったそうです。

そんな中、白川さまは現場の業務を離れ総務部に異動することになりましたが、現場と総務では価値観が全く異なり、互いに良い印象を持っていない状態だったそうです。現場出身の白川さまは、仕事も十分にさせてもらえず、辛い日々が続いたとのことです。
それでも白川さまは会社も働く人も大好きで、いい仕事をしたい、会社を良くしたいという想いが強く、「負けるもんか!」と、知識をつけるために本をたくさん読んだり、社会保険労務士の勉強を始められました。
そしてあるきっかけから取締役に就任されました。その時は「自分なんかが経営を担っていいのか」と不安になったり、1,000人近くの人の人生を背負うという責任から悩みも多かったそうですが、会社を良くしていくことで仲間たちの日々の頑張りに応えたいという気持ちから、内から見ても、外から見ても「良い会社」を作ろう!と決心されました。

そこからは手探りで会社改革が始まりますが、何から始めれば良いのか分からなかったため、とにかく本を読んだり、セミナーに参加したりして、良いと思ったことにどんどんチャレンジされました。
その中の一つに「介護と仕事の両立支援」があり、当時では珍しかったためメディアなどでも取り上げられ、外部からの評価はうなぎのぼりになりました。しかし、社員からすると「会社が外面のためにやっていることでしょ」という印象で、良かれと思ってやっていることが空回りしてしまい、もやもやする時期が続いたそうです。

とにかく考えて、チャレンジを続けてこられた白川さまは、その当時に経営者の先輩からいただいた心に残る言葉を教えてくださいました。それは「経営者は毎日が送りバント」です。一発ホームランを狙っていつまでもバッターボックスに立たずに素振りばかりしても点は入らないけれど、バントでもいいからとにかくバッターボックスに入って打ち続けていれば、いつの間にか点は入っている、ということだそうです。それを白川さまは実践し続けることで、現在の白川プロを育て上げられました。

お話を聞いている中で、白川さまが本当に社員や会社を大切に思っていることが伝わってきましたし、もっと良くしたいという信念のもと、チャレンジし続けている姿がとても素敵でかっこいいと思いました!
このブログに書いたことはほんの一部ですので、白川さまの生の声や想いを聞きたい方は、勉強会の様子をアーカイブしておりますので、ぜひご視聴ください^^
ヘッズ公式YouTubeはこちら>>
※ご視聴にはヘッズオンラインショップへの会員登録(無料)、ログインが必要です。

株式会社白川プロ 代表取締役社長 白川さま
素敵なお時間をありがとうございました!
過去のGCC勉強会はヘッズ公式YouTubeでご視聴いただけます!アーカイブページはこちら>>
※ご視聴にはヘッズオンラインショップへの会員登録(無料)、ログインが必要です。
株式会社白川プロさまのホームページはこちら>>
次回は6月18日(水)にGCC勉強会を開催いたします。詳細はこちら>>
GCC勉強会のブログのバックナンバーはこちら>>