菓子工房ヤマオ様(大阪府富田林市)|【GCC勉強会】
2024/10/21 00:00
こんにちは!ヘッズの瀬川です^^

さて今回は、10月16日(水)に開催されました、ヘッズが主催するGCC勉強会(グッド・カンパニー・クラブ)についてお話しさせていただきます。
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今回のホストは 菓子工房ヤマオ 代表取締役社長 北林 祐介さま です。
北林さまは大阪で3店舗を営む洋菓子店「菓子工房ヤマオ」の2代目社長で、創業者である先代から事業継承してからは、会社運営や人材育成の難しさに悩まれていました。
そんな中、ヘッズで開催しているGCCの経営勉強会や、ヘッズの代表取締役会長 暮松の著書『小さな会社は「人を大切にする経営」で成功する』で人本経営を学び、実践されました。
(著書『小さな会社は「人を大切にする経営」で成功する』はこちら>>

今回の講演では、人本経営の核とその波及についてをテーマに、この1年の取り組みで得た具体的な売上アップの方法からその結果まで、包み隠さずお話しいただきました。



北林さまは28歳でケーキ職人の世界に入り、過酷な洗礼を受けました。入社してから10年以上、朝6時から深夜2時、3時まで働いても、それに反映されない給料。こんな環境で周りはどんどん辞めていき、未経験での入社にも関わらず2年で工場長になられました。
その後、社長になられてからも現状は変わらず、2年間でスタッフの求人、採用、退職を繰り返し心の糸が切れかけた時、ご縁があり「人本経営」に出会うことになりました。



ヘッズの代表取締役会長 暮松の著書『小さな会社は「人を大切にする経営」で成功する』を読み、北林さまが感じられたのは

コミュニケーションの重要性
物やお金ではないもの
幸せを追求する覚悟を決める

この3つでした。

そして経営理念も変更。
『私たちはお菓子を通し、スタッフ、お客様、やまおに関わる全ての人の幸せを追求します』
「スタッフ」をしっかりと入れ込んだのが大きな変更点だそうです。



北林さまは社長になられてすぐは、スタッフとの距離感をどうすればいいのかがわからず、少し距離をとっていたそうです。しかし、現状を良くするためにはコミュニケーションをとることが大切だと気づいてからは、毎日1部署だけでも、自分から声をかけて話をする時間を作られました。

北林さまはスタッフみんなに『伝えること』を実践されました。

「みんなはお客様を第一に考えてください。僕は(会社は)みんなのことを第一に考えます。」

トップとしての姿勢、思考、覚悟を伝えたそうです。
ありがとうと感謝の気持ちを伝えたり、今まで流れでやっていた朝礼の時間に自分の想いを伝えたりと、言葉にしてしっかりと伝える機会を増やされました。



想いやビジョンを伝える時間をしっかり作り、それを続けることで、スタッフとの距離も近づき、今では悩み事や相談を受けたり、お客様からの急な注文に対してもスタッフ一丸となって取り組める強いチーム作りにつながりました。

ケーキ屋さんはクリスマスが大繁忙期。以前まではクリスマスケーキを2000台作り、シーズン中はみんな夜中の日付が変わるまで仕事をしていましたが、昨年はスタッフのことを第一に考えケーキを500台減らされました。それにより200万の損失になりましたが、スタッフ全員が以前より早く帰れるようになりました。
また、年末には赤字決算であるにも関わらず、初めての賞与を支給されました。

言葉でも行動でも、スタッフみんなを第一に考えていることを伝え続けたからこそ、その想いが伝わって状況が好転しているのだと思いました。



人本経営への取り組みのほかにも、新しい取り組みである『法人営業』に力を入れたおかげで、以前はお店での販売以外の売り上げが100万ほどだったのが、今年1年で1000万近くになったことなどを詳しくお話しいただきました。
( 『法人営業』を始めるためのツールをご用意しています。詳しくはこちら>>

スタッフを大切にしながら健康的に経営するためには、新しい取り組みやチャレンジが大切だということ、そしてやり続ければ必ず結果がついてくることを教えていただきました。





菓子工房ヤマオ 代表取締役社長 北林 祐介さま
素敵なお時間をありがとうございました!

※今回の勉強会は動画配信をさせていただいていますので、もしご視聴希望の方がいらっしゃいましたらヘッズまでお問い合わせくださいませ。

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次回は11月13日(水)にGCC勉強会を開催いたします。詳細はこちら>>

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