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株式会社アントルメ菓樹様(熊本県熊本市)|【GCC勉強会】
2025/07/28 00:00
こんにちは!ヘッズの森谷です!

さて、今回は7月16日(水)に開催されたヘッズ主催のGCC勉強会(グッド・カンパニー・クラブ)についてご報告いたします。
「GCC勉強会って?」詳しくはこちら>>

今回のホストは、株式会社アントルメ菓樹 取締役会長 柴田博信様です。

柴田様は熊本市にある松月堂というお菓子屋さんの息子として生まれ、ご両親がお菓子屋で働かれている様子を間近で見られていました。
小学生まではお父様の背中を見て「こんなお父さんになりたい!」と思っていたそうですが、中学生の時に学校で働き方について知る機会があり、お父様の働き方に疑問をいただくようになり、お父様に反抗するかのように大学への進学を決められました。
お菓子屋になりたくなくて入学した大学でしたが、アメリカへの留学を機に、再びお菓子屋さんになることを決意されました。
今回は、留学から戻ってこられてお菓子屋を目指された当時のことから、お父様からの事業承継、息子様への事業承継、お菓子の変化など、柴田様が経験された今までの軌跡を溢れんばかりの熱量でお話ししてくださりました!

大学卒業後、博多や神戸の洋菓子店で修業を終え、実家の松月堂へ戻られました。
当時は「お父さんより自分の方が技術がある!ケーキも美味しい!」と思って、自信満々に松月堂の店内に自分のケーキを並べられていました。
しかし、売れていくのは父親のケーキばかり…。
それに対して、「フランス菓子を知らないお客様が悪い」「松月堂っていう名前が悪い」「お店の場所が悪い」などなど、とにかくいろんな理由を考えられていましたが、そこに「自分が悪い」というのは一切考えられなかったそうです。

ですが、あまりにも自分のケーキが売れないので、売り場に出てお客様に聞いてみたそうです。
「ケーキが小さくなった」「ケーキの値段が高くなった」「ケーキの味が…」と、自分が学んできたフランス菓子の知識が全く通用しない現実がそこにはありました。
その出来事をきっかけにお父様に「お父さんのケーキを教えてください!」と頭を下げられたそうです。
お菓子屋をしていく上で大事なのは本場フランスの技術でも良い素材でもなく、熊本のお客様が求める味、お菓子を作ることでした。
そこに気づかれてからはお客様と積極的に交流されるようになり、スタッフ様にも「現場は厨房ではなく、お店の売り場だ!」とご指導されているそうです。

講演会中の「自分はお客様に育てていただきました」という柴田様の言葉はとても印象的でした!

また、今回の講演会では『人は感情(心)の生きもの』というキーワードを何度もお話ししてくださり、柴田様のお考えの根幹の部分を教えていただきました。
そこに加えて、これからの時代はどんな問題があるか、それによってどんなことが求められてくるようになってくるのか、今後の展望についてもお話ししてくださりました。

このブログに書いたことはほんの一部ですので、柴田様の生の声や想いを聞きたい方は、勉強会の様子をアーカイブしていますので、ぜひご視聴ください^^
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株式会社アントルメ菓樹 取締役会長 柴田博信様
素晴らしいお時間をありがとうございました!
※今回のご講演のため、柴田会長をはじめ、スタッフ様2名も熊本からお越しいただきました。
改めまして感謝申し上げます。

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次回は8月21日(木)にGCC勉強会を開催いたします。詳細はこちら>>
※いつも水曜日開催ですが、次回は木曜日の開催になります。ご注意ください。

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