
変化を楽しみ、幸せを創るパイオニア
エネルギッシュに行動し続けるプティ・アシェットの物語
Petit Assiette(プティ・アシェット) マネージャー / 田中 和歌子さん
公開日:2026年3月24日
理念と想い――みんなが幸せになるお店を目指して

理念が目に留まるよう
あらゆる場所に張り出されています。
働き方改革に取り組んでいた頃、
ヘッズの内覧会で出会った“人本経営”という考え方や、企業理念の大切さ――。
実際に、社是や理念が社員の意識を少しずつ変化させていった事例を知り
「理念を共有することで、みんなの心がひとつになる早道なのでは?」と感じて。
その想いから、すぐに自分たちのお店でも理念作りに取り組むことを決意しました。
企業理念を考えるなかで 自分たちは“これからどう生きていきたいのか?
どんな心で在りたいか? 健康でいるにはどうすればいいか?”――夫婦で繰り返し語り合い、
本や動画からも学びを深め、ようやくたどり着いた言葉がこちらです。
Petit Assietteの企業理念:
「私たちのお菓子を通して、関わるすべての人の日常にワクワクする幸せな時間を提供していく」
最初は朝礼で唱和することから始めました。
けれど日々の仕込みや忙しさの中で、少しずつ形だけのものになっていき、
やがては止めてしまいました。
それでも三年が経った今――理念を言語化したことで、
自分たちやスタッフの心に、少しずつその想いが根付いてきた、そんな実感があります。
今では“ 想いを伝えるきっかけ” や“ 気づきを促す言葉” として存在し
理念を念頭に動いてくれています。
人本経営を深く学ぶうち、経営や人材育成に対する自分自身の意識も確実に変わってきました。
20年以上支えてくれたパートさんたちにも、家庭や介護など、それぞれの人生の変化があり
これからは、若い正社員スタッフを育てていくこと――
“ 信じて任せること” が、スタッフの成長の大きなカギになると実感しています。
みんなの“ 個性” や“ 得意” が発揮されることで、お店にはどんどん力が生まれていきます。

たとえば販売部門では、販売主任のスタッフにその素質を感じ、2 年目で抜擢しました。
ラッピングや日々の仕事の段取り、資材の仕入れを一任しています。
ギフト資材や価格、焼菓子の個数をスプレッドシートできちんと管理し、昨年の実績も「見える化」。マニュアルを自分で作成し、新人が安心して学べる仕組みを整えてくれました。

最近生まれたヒット商品が“スイーツアレンジメント”。
カゴの価格高騰に悩んでいたとき、ヘッズのオンラインショップで偶然見つけたお花用の資材に
「これだ!」とピンときて、主任と一緒に新しいラッピングのアイデアを出し合いました。
資材コストを抑えながら売場も華やかに。春の成人式や送別ギフトからスタートして
今では誕生日はもちろん、ウェディングや退職、卒業など、幅広い展開になり、お店に並んでいるギフトを見て予約してくれる方が増えました。販売スタッフの手間賃としてラッピング代は少し高めに設定し、高単価商品として販売できるように考えています。


製造部門では、スタッフの自由な発想で作る“創作デコ”という取り組みも。
ルールはシンプルに
・独りよがりにならないこと
・なるべくいろんな方に受け入れてもらえるデザインであること
・再現性があること
・1時間以内で作ること
・昼12時までにショーケースへ並べること
特注ケーキを作る仕事で感じた“お客様の喜び”をごく身近に味わってもらいたくて、
スタッフに挑戦してもらっています。
お客様の笑顔や「ありがとう」の声をダイレクトに感じることで、
仕事が“ただの労働”から「やりがい」や「成長」へと変わっていく。
好きだからこそ、外部の情報や新素材も積極的に取り入れ、みんなの創造力が磨かれていきます。
以前は毎日のようにSNSで創作デコを発信し、100台達成という節目もありました。
今は月2回のペースとなりましたが、スタッフの“ファン”が少しずつ増え、
「今日はどんなデコですか?」と尋ねてくださるお客様も。
あえて予約は取らず、当日SNSで発信することで、“その日だけの特別な出会い”を
大切にしています。価格は4,000 円 ~ 5,000 円のものが多いですが、
「ここにしかない価値」を感じてくださる方がいらっしゃることが、大きな喜びです。
創作デコから生まれた新たなアイデアが、特注ケーキのデザインに生かされることもあります。
さらに、前回の創作デコの制作風景もSNSで投稿しています。飾らないスタッフの様子や会話をそのまま載せた動画も好評で、「面白いので毎回見ています!」というコメントも増えてきました。
スタッフがやりがいを感じ、お客様がワクワクする―――Petit Assiette の企業理念が、
確実にお店の隅々に根付きつつある、そんな手ごたえを日々感じています。

毎回、楽しみながらも緊張感が走ります。
どんな素材をつかってどう形にしていくか、創作デコを通して表現の学びにつながっています。



