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暮松通信

暮松通信

vol.97崖っぷちの商品開発

月額2万4,000円、水道・照明無しのシャッター付きガレージ。
創業当時、このガレージが、倉庫と駐車場を兼ねた社屋でした。
毎月の売上は150万円~200万円ほど。
月収ではなく売上額ですから、デザインや製造に掛かる外注費、諸経費などを差し引くとほとんど手元に残りません。
新商品を出すたびに、
「打率3割やったらアカン、8割が目標!」「これ失敗したら俺の人生は無い」
と思っていたほどです。
まさに、崖っぷち。その状態が5年ほど続きました。
5年間ずっと崖っぷちだったのですが、裏を返せば5年間打率8割に近かったということです。
最大のポイントは、商品を企画する際、使用目的を絞り込んだことです。

たとえば雑貨屋さんでも、お店によってファンシー雑貨・生活雑貨・バラエティ雑貨など扱う商品が異なります。
さらに、お店に来るお客さまも、自分用・プレゼント用といった違いがあり、プレゼント用でも、誕生日や入学といった個人イベントのほか、ひな祭りやクリスマスなど季節イベントもあり、子ども向け、大人向け…と、いくらでも細分化・絞り込みができます。
本当にお金に困っていたので、「誰でもいいから買ってほしい!」という気持ちもありましたが、そこをグッと抑えて使用目的を絞り込めたのは、私自身がファンシーショップの店長をしていたころ、何にでも・誰にでも使えそうな包装資材が、実は、何にも・誰にもしっくりこない経験があったからです。
小さなマーケットで大きなシェアを獲得する道を選び、のちにケーキ屋さんや花屋さん向けの商品も企画するようになりました。

崖っぷちの商品開発は怖ろしいほど緊張感がある反面、売れたときの喜び・感激は、言葉で言い表せないものがありました。
いま、若いメンバーにどんどん仕事を任せています。
あのころの私のような緊張感を持ってもらうのは難しいかもしれませんが、誰が・どこで・どんなシーンで使うか、そんなことを想い描きながら商品づくりをしてほしいと願っています。

◆こぼれ話◆
10/13(水)~15(金)、東京ビッグサイトで「東京ギフト・ショー」が開催されます。
今回弊社は、ライフスタイル事業部とフラワー&グリーン事業部が共同で4小間のスペースに出展します。
テーマは、「ずっと『選ばれる』『愛される』お店づくりのお手伝い」。
これも、どんどん若いメンバーに任せています(13日と14日私も会場に居ます)。ぜひご来場ください。