vol.122やってみる価値がある新規開拓
私の感覚値ですが、弊社のお客さまが販売している商品のほとんどがホームユースです。
家族、友人知人、自分のために商品を購入する方が大半を占めているのです。
同じ層を対象に新規開拓をするのが悪いわけではないのですが、行き詰まりを感じているオーナーさん
もいるのではないでしょうか。
そんなお店に注目していただきたいのがビジネスユースです。
早い話が会社(企業)へのアプローチです。
会社には会社同士の「おつきあい」があり、菓子・花・物品などを贈る機会もあります。
取引先への御中元・御歳暮、お世話になった担当者の異動や定年の際に贈り物をするケースのほか、お悔みごとなどもあります。
ビジネスユースでは「数量」も見逃せません。
ホームユースで御中元や御歳暮を何十個
も注文してくださる方は少なくても、ビジネスユースでは20個、30個…と、桁が違います。
また、社員の誕生日や入社祝など、社内行事にケーキやお花、記念品などを用意する会社もあります。
近隣に目を向けると、意外とたくさんの会社があるものです。
ただ、扉を叩くのは多少の勇気が必要です。
「怒鳴られることはない」ぐらいの気持ちでトライしてみてください。
それでも様々な諦めワードが浮かぶかもしれません。
「法人は百貨店に注文するのでは?」
→全国どこででも手に入るものより、地産地消・地域の名産品を贈りたいと考える法人もあります。
「数人の会社だと注文数も少ないのでは?」
→取引先の件数は多い場合もあります。
「ヨソの店が営業に来ているのでは?」
→私は現在の所在地で事業を始めて30年になりますが、当初から近隣のお店が営業に来られたことは一度もありません(笑)
大阪に3店舗展開している洋菓子店さんにビジネスユースの話をしたところ、すぐに成功店を訪問して実践に移されました。
その後3、4カ月で企業の周年記念として30万円分、地元の学校から200万円分を受注しておられます。
やってみる価値ありだと思いませんか?
- ◆こぼれ話◆
- 小売店は基本的に「待ちの営業」なので、自ら動いて注文を取りに行くことに不慣れです。
名刺1枚で企業訪問するのは難しいかもしれません。
弊社では現在、そんなお店をサポートできるようなチラシを企画中です。
とにかくお客さまの売上アップを応援したい。共存共栄。
きれいごとではなく、お客さまが繁盛してくれないと、ヘッズも繁盛しないのです。
多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
暮松 邦一
店舗・企業様向け勉強会のご案内
社会保険労務士の小林先生をはじめ様々な業種の方々に登壇いただき、会社運営における経験や事例などをお話しいただきます。参加費無料。当日は会場参加の他オンライン参加も可能です。後日動画配信もございますので是非お気軽にお申し込みください。
- 次回開催5/15(水)
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【ホスト】合同会社TurfNet 丹波 幸一様
「審判目線で見るプロ野球におけるリーダーシップの変化とコーチング」
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