
vol.106コロナ禍で出た小さな本音
新型コロナウイルスの名を耳にして概ね2年半。
今回はこの間を振り返り、小さな本音を書き連ねます。
まず、世の中、本当にひっそりしていました。
そして、「日本人は真面目」。
マスクはマストアイテムになり、会社が定めた規則に従い、居酒屋やレストランでは人数制限を守り…。
他の国だと、ここまで足並みは揃わなかったでしょう。
外国人の来日が制限されたうえに国内観光も減り、ニュースで見る観光地はどこも静まりかえっていました。
大阪に隣接する京都も、以前は観光客が多くて歩きにくいほどでしたが人影はまばら。
制限が緩くなったころに気がつきました。
「しまった、京都行っとけばよかった」。
ある飲食店はとても人気があり、以前はなかなか予約が取れませんでした。
コロナの真っただ中、4~5名分のテイクアウトを数回お願いしたら、まるで救世主のように喜ばれ、すっかり名前を覚えてもらいました。
私のポジションは、常連客の中の上ぐらいに急上昇。
狙っていたわけではないものの、「予約しやすくなりそう」と、ほくそ笑んでいます。
コロナ禍でも新幹線に乗る機会はありました。
密を避けたくて指定席を取っているのに、指定席は混んでいて自由席はガラガラということがありました。
「えらい損した!」とガッカリしたものの、考えることは皆同じということですね。
たまに百貨店に行くと食品売場以外は開店休業状態。
お客さんより店員さんが多いことも珍しくなく、私しか歩いていないこともありました。
売り場の左右から店員さんに深々とお辞儀をされると、まるで殿様気分。
いや、そんな気分になるどころか、照れくさくて仕方がありません。
「なんも買ってへんのに…」。
仕事では、ピーク時は会社全体でお客様へのご訪問をストップしていました。
代わりにZOOMなどで商談させていただいたのですが、おかげさまで出張費が激減。
こればかりは、「やったー!」と喜んでいいのかどうか…。
みなさん、そろそろ「ご訪問ウェルカム」していただけますか?
- ◆こぼれ話◆
- 睡眠時無呼吸症候群の検査入院時と、他に2・3回、PCR検査をしました。
結果が出るまでは、裁判の判決を待つような気持ちです。
ポジティブ(=陽性)と出たらアウトです。平静を装っていても内心穏やかではありません。
普段、周囲の人から「暮松さんはポジティブやね」と言われることが多いのですが、PCR検査だけは「ネガティブ、万々歳!」でした。
多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
暮松 邦一

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