お店をつくる人々 Peops

人と植物をつなげる、”幸せの循環”
~楽しみ尽くす植物のソムリエ~

植物専門店 VOLTAR 代表 / 宮坂 知佳さん

公開日:2026年1月28日

「お店には毎日、小さなドラマが生まれている」
Peops(ピープス)では、様々な分野で活躍する人々の情熱や想いに迫ります。

今回は、植物専門店「VOLTAR(ヴォルタール)」の宮坂さん――その底抜けに明るいお人柄と、何時間でも居たくなる心地よい空間づくりの秘訣をうかがいました。

植物を育てる初心者からレアな植物好きまで、幅広いお客様が楽しめる品揃えと丁寧な接客で、
独自性を育んでいる宮坂さん。その素顔に迫ります。

取材にご協力いただいた人

宮坂 知佳 さん
植物専門店 VOLTAR 代表
2016年 大阪市内の有名種苗店に入社。産休、復帰を経て種苗店が経営する観葉植物の専門店の店長として4年間の経験を積んだ後、2023年3月に植物専門店「VOLTAR(ヴォルタール)」をオープン。20代の頃、ブラジルのサンパウロに滞在。明るい太陽、赤土、植物、ラテンの雰囲気が漂う店内で、希少な品種をセレクトして、じっくりと植物と向き合える場をつくっている。人と植物をつないで、豊かに生きるためのエッセンスを独自の視点で提供。
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癒やしの空間が生まれるまで

足を踏み入れると、植物の香りとやさしいアロマがふわっと漂い、
活き活きとした植物たちのエネルギ―が、心をふわりとほどいてくれる。
お店を訪れるたび、私はついつい長居をしてしまう。
「どうしてこんなにも心が落ち着くんだろう?」―そんな疑問が、自然と湧いてきます。

VOLTAR(ヴォルタ―ル)のオーナー・宮坂さんは、太陽のように明るく、ナチュラルなお人柄。
宮坂さんが「大好き」と思える空間を、すべて自分の手で丁寧に作り上げています。
水やりや土のお手入れ、一つひとつに優しく語りかけるように愛情を注ぎ、
たっぷりと愛が注がれた店内の植物たちは、まるで喜んでいるかのように活き活きと佇んでいます。

「自分にとって心地よいことが一番の基準なんです」と、宮坂さんは明るく微笑む。

一つひとつ選び抜かれた希少な植物、セレクトされたこだわりの器。
そのすべてに、宮坂さん独自のセンスがうかがえます。
自分自身が直感的に「好き」「心地よい」と感じるものを集めていったら、
お店全体が宮坂さんらしい世界にあふれるように。
「時間を忘れてずっとここに居たくなるんです」と語る宮坂さんが、
実はお店の一番のファンなのかもしれません。

だからこそ、宮坂さんが楽しんでいる姿は自然とお客様にも伝わり、
「いつも楽しそうですね」「ここに来ると癒されます」といったお声をよくいただくそうです。

楽しい人のところには、人は自然と集まってくる。
宮坂さんの一生懸命な姿に、人は自然と応援したくなる。
そんなお客様たちが何度も足を運んでくれる。
時には、馴染みのお客様と2時間ほど世間話を楽しむことも。
お客様が「楽しい」「心地よい」と感じる瞬間がこの場所で生まれて、
何気ない日常を、より豊かにしてくれる循環が育まれています。

植物はただお部屋のインテリアとして飾るためではなく、
空間の気を整えて、人を癒し、心身にも良い影響をもたらす――
それは、科学の研究でも少しずつ証明されている事実。
VOLTAR に訪れた人たちは、知らず知らずのうちに心が癒され、
優しさが育まれ、植物への愛情が芽生えていく。
やがて、自分自身も「はぁ―――っ」と思わず深呼吸したくなるような
そんな“幸せな循環” が、VOLTAR から生み出されています。