
vol.98内定者を泣かせてしまった
来春の新卒内定者は、書類選考、一次面接、二次面接を経て3名に決定しました。
新卒者を採用するようになって12、3年になります。
いままで勉強をしてきた子たちが最初に入社する会社となりますので、責任を感じますし、毎年身が引き締まる思いです。
内定の3名には用件を伝えず、それぞれ日程を変えて再来社してもらいました。
応接室には、ご本人と私と総務スタッフの3名だけです。
他の学生の姿もなく、「なんで呼ばれたのかな?」「また試験でもあるのかな?」と、それぞれ緊張の面持ちに見えました。
ここで、あらためて仕事内容を説明し、もし、第一志望が他の会社ならぜひそちらに行ってほしいと伝えたところ、ありがたいことに3名とも弊社が第一志望。
入社の意思を確認できたので、本題に移りました。
「今日は、内定を出すために来てもらいました。3年位はしんどいけど今日のことを思い出して長いお付き合いをしましょう。一緒に社風を作っていきましょう」という旨の話をしました。
3名とも異口同音に、「一番気に入っている会社から内定をもらえてメッチャうれしい!」と、素直に喜びを表現してくれました。
しかも、嬉しさのあまり泣き出すのです。
アカン、アカン…。こんなに喜んでいる姿を見て、年々涙腺が緩くなっている私が平気なわけがありません。
感動して、私も泣いてしまいました。
就職は、人生における大きな出会いです。
以前は内定通知書を郵送していたのですが、4、5年前から今回のように来社してもらって、「あなたに来てほしい」という気持ちを込めて手渡ししています。
気のせいか、手渡しするようになってから内定の辞退率が低くなりました。
ヘッズを選んでくれてありがとう。
また、採用活動中、学生さんから「働いている人たちが楽しそう、生き生きしている」という声をたくさんいただきました。
これも本当に嬉しかった。
在職中の全メンバーに、ありがとう。
アカン、アカン…。また泣けてきた。
- ◆こぼれ話◆
- お子さんがどんな会社に就職するのか、親御さんにしてみれば、気を揉むことが多いと思います。
ぜひ会社見学にお越しいただき、社員食堂でランチをご一緒したいと思っています。
かつては離職率が高く、毎月のように歓送迎会をやっていた「黒歴史」を持つ弊社。
あのころは親御さんに来てもらえる会社じゃなかったな…と、いま喜びに浸っています。
あぁ、また涙が。
多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
暮松 邦一

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