
vol.59素早く動いて人間関係も良好に!
考えてから動く人、動いてから考える人…。
文字にすると前者は計画的で、後者は行きあたりばったりに見えます。
昭和なら、前者の方が確実に目的を達成できたかもしれません。
平成になって30年経ついまはどうでしょう。
時代の変化が早すぎて、計画を練っている間にどんどん状況が変わってしまいます。
不完全な状態でも素早くスタートさせて、動きながら軌道修正をする方がうまくいくケースもあります。
最近、この「素早く動く」というのが、人のご縁にもつながることを実感しています。
いま私は、社員だけでなく社外の人にも恵まれています。
仕事抜きで付き合ってきた方が弊社の事業に力を貸してくれることがたびたびあり、これは一体どういうことか…と、考えました。
振りかえってみると、私は何ごとも「答えを求めるアクション」だけは早かった気がします。
社員の離職率が高くて困っていたときに『元気な社員がいる会社のつくり方』を読み、次の日に感想文を書いて著者の小林秀司先生にFAXを送りました。
すると、思いがけず先生からお電話をいただき、翌日東京での面会が叶いました。
感銘を受けた本の著者に、アッと言う間に会えたのです。
いま、『小さなお店 繁盛店の法則』の発行でお世話になっている佐藤元相先生との出会いも、即座に動いた結果です。
先生のセミナーを受講した弊社社員の反応を見て、
「この先生とつながりたい!」と思い、私もすぐに受講したのです。
若いころの私は人のつながりについて無頓着でしたが、答えを求めてアクションを起こす相手は、結局のところ「人」。
つまり、人と出会うための行動は素早かったと言えそうです。
ご縁というのは不思議なもので、ひとつの出会いをきっかけに、周囲の方との交流が深まる場合もあります。
このように利害関係のない立場で知り合うと、相手の人柄もよくわかり、後々ビジネスで協力し合うことになっても変な腹の探り合いをせずにすみます。
私の腹が真っ黒だった過去も、いまさら隠しようがないです(笑)
- ◆こぼれ話◆
- 昨年、新社屋(2nd)を建てた際、デベロッパー、建築士、内装関係など、相談できる知人がたくさんいました。
この日のために付き合ってきたわけではないのですが、結果的に大きな力を得ました。
私も周囲の人から、「暮松さんと知り合いで良かった」と言われるように精進します。
同様に、「ヘッズの商品を知っていて良かった」と言われるように、ますます励みます。
多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
暮松 邦一

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