
vol.48宝探しをしましょう!
明けましておめでとうございます。本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
この時期よく耳にする「一年の計は元旦にあり」という言葉。
これは、「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり」とも言い、何事も最初が肝心であることのたとえです。
もちろん、ビジネスにも当てはまりますので、年始にあたって今一度、肝心なことについて考えてみました。
Airbnb(エアビーアンドビー)をご存じでしょうか。
「空いている部屋」と「借りたい旅人」をマッチングさせるサービス(サイト)です。
別の業界で似た着眼点のものでは、UBER(ウーバ)があります。
一般人が「自家用車と空き時間」を使って、タクシー同様に客を目的地まで乗せる配車システム(アプリ)です。
いずれもアメリカの企業であり、日本では法整備の問題もあるようですが、注目したいのは、サービスを提供している企業が、ホテル・不動産業や運輸業ではない点です。
業界外の「第三者」の目線でお客さまのニーズを見つけ出し、新しいサービスにつなげているのです。
誤解を恐れずに言うと、既存の業界は、お客さまのニーズを見逃し、サイトやアプリを作っているIT企業にお客さまを取られているのです。
昨年夏の暮松通信でも話しましたように、お客さまのニーズは「モノ中心」から「コト中心」へ移行しています。
ビジネスにおいては、ますますお客さまの視点が重要になります。
幸い、私もみなさんも経営者であり消費者でもあります。
店舗やネットで商品を購入したり、飲食店で食事をしたり、散髪にも行きますし、車の運転もします…。
日常生活の中で、お客さま目線になる機会は十分あるのです。
こうした「第三者」の目で自社商品をチェックしてみると、新商品のアイデアにつながるケースが多々あります。
場合によっては、他社とのコラボレーションも効果的。
弊社もそのようにして、新しい商品を創り出しています。
お客さまのニーズは宝物。さぁ、今年も楽しく宝探しをしましょう。
- ◆こぼれ話◆
- 自社の目線ばかりだとお客さまにとって不便だったり、もの足り無かったり。
逆に、お客さまの目線ばかりだと、自社の利益につながらなかったり。
やはりバランスも大切です。
現在お届けしている「小さなお店 繁盛店の法則」には、そのあたりのヒントも満載。
活用して売上げ2割アップを達成しているお店も出てきています。
新しい年、みなさんも良いスタートを。
多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
暮松 邦一

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