
vol.36ネクタイ禁止!
こんにちは。いつも暮松通信を読んでいただきありがとうございます。
ようやく過ごしやすい季節になりましたね。
6月ごろ、「今年は冷夏になる」と聞いたのですが、まさかの猛暑続きでした。
2005年から「クール・ビズ」という言葉が使われるようになって10年経ったものの、まだまだ真夏にネクタイ姿のビジネスマンを見かけます。
22歳で大手メーカーに就職した私が、イヤでイヤで仕方なかったのが、このネクタイ。
まさに心身共に締めつけられる思いでした。
その後転職して小売店の店長になり、ネクタイから解放されたときは、飛び上がりたいほど晴れ晴れした気持ちになったものです。
そのくらいネクタイが嫌いだったのです。
ですから弊社では、社員にも年中ノーネクタイを推奨しています。
推奨というより、ほぼ禁止です(笑)
ノーネクタイは、新卒採用の段階で始まっています。
エントリーが約2,000人、説明会への参加者が400~500人になるのですが、このときに「リクルートスーツ禁止・ネクタイ禁止」をお願いしています。
これは学生さんにとってかなり悩ましいようです。
リクルートスーツは、「自分以外の誰かが考えた無難なスタイル」です。
それが禁止になると、場の雰囲気にあわせた服装を自分で考えなければなりません。
弊社の仕事は、情緒や感性・感覚を大切にしながら、自分で考えてのびのびと表現する仕事です。
こうしたバランス感覚は服装にも表れますので、こちらとしては大いに参考になるわけです。
弊社にはノーネクタイに向いている条件も揃っています。
ひとつめは、社長がネクタイ嫌いであること(笑)。
ふたつめは、社員の9割が内勤であること。
みっつめは、お客さまにケーキ屋さんや花屋さんが多く、ネクタイを締めている方が少ないこと。
早い話が、お客さまが大目に見てくださっているので、ノーネクタイで過ごせているのです。
ぜひこれからも大目にみてください。
- ◆こぼれ話◆
- 仕事はノーネクタイでのびのびとやらせてもらっていますが、仕事と直接関係がない会合に出掛けると事情が変わります。
ノーネクタイの方がほとんどいないのです。
年々そういう場に出席する機会が増え、私だけノーネクタイだと浮いてしまうので、 渋々ネクタイを締めることがあります。
私は「会社」ではなく、「社会」のルールに縛られているのでしょうか(汗)
多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
暮松 邦一

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