
vol.34お取引が長いということは…
こんにちは。いつも暮松通信を読んでいただきありがとうございます。
この暮松通信を読んでくださっているのは、ケーキ屋さんや花屋さん、雑貨屋さんなど、大半が弊社のお客さまです。
今回は、そのお客さまについて、生々しい話からはじめます。
お客さまを、「単年度でお取引額が多い順」に並べようと思えば、コンピュータが簡単にやってくれます。
ベスト10も、ベスト100もスグに出ます。
ところが、創業時までさかのぼって「お取引期間が長い順」となると、簡単にはいきません。
ビジネスにおいて数字、とりわけ売上・利益は重要ですが、最近は、創業当時には考えなかった数字、「お付き合いの長さ」を考えるようになりました。
法人化する前からずっと、長いところでは30年近くお付き合いくださっています。
ペラッペラの薄いカタログを持って商品をご案内していたころからです。
『継続は力なり』と言いますが、売上額にかかわらずお客さまと切れない・切られない努力を続けて来て、ようやくこの言葉の意味がわかってきた気がします。
本当にありがたいことです。
しかも、長いお付き合いをしてくださっているのは「元気」なところばかり。
これも本当に嬉しい。
ここだけの話、「元気なんは、うちの商品を使ってくれてるから」と、ほくそ笑むことがあります。
都合よく解釈しすぎでしょうか?(笑)
弊社ではセールスプランナーが全国のお客さまを訪問して、不便に感じてらっしゃることやお困りごとをヒアリングしています。
それを商品企画に反映させていますので、訪問のたびに商品開発のヒントを頂戴しているようなものです。
長くお付き合いいただいているお客さまからは、何度もヒントを頂戴していますし、商品の使い勝手や改善点を教えていただく場合もあります。
いま、私の目に浮かんでいるのは、「ヘッズさんが元気なんは、うちのヒントのおかげや」と、
ほくそ笑むお客さまの姿です。
- ◆こぼれ話◆
- 創業当時は目の前のことに精一杯で、30年先は夢のような話。
1年後、3年後、5年後…と、ようやく先を見られる企業になってまいりましたが、やはり30年後はわかりません。
最近、弊社商品をお使いいただくようになったお客さまとも、 「ふり返れば30年」と言えるように長いお付き合いができれば幸いです。
59歳の私は、この世にいたとしてもギリギリかな(笑)
多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
暮松 邦一

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