
vol.26私が小売店の店長だった頃の苦い経験について
こんにちは、いつも暮松通信を読んでいただきどうもありがとうございます。
今回は、私が小売店の店長だった頃の苦い経験についてお話します。
私は、勤めていた会社を辞めてから20代後半は小売店の店長をしていました。
ファンシー雑貨を売る15坪のお店の店長としてどう効率よく運営していくか、どうお客さんに気持ちよく買い物をしていただくか、地域競合の中でどう生き残っていくのか、そういったことを日々考えては現場で実践していました。
今から30年前でしたから当時の時代背景と私のカンが冴えていたこともあって、最初から売上は伸び、“人のことを除いては”順調にいっていました。
その当時、社員が1人とアルバイトが2人、店長の私と基本4人でお店を回していました。
スタッフに本当に助けられたことは幾度となくあったのですが、実は人のことで「失敗したなぁ・・・」と、頭を抱えることもあったのです。
それは、アルバイトを募集したときのことです。
小さいお店だったのでなかなか応募はなく、やっと面接に来てくれた人に対して少し話をしただけで、
私は「募集かけてもなかなか来ないしまぁいいか。きっと大丈夫だろう」と安易に雇ってしまいました。
しかし実際にお店で働いてもらうと、面接のときのあの笑顔はどこへやら・・・。
笑顔がないだけでなく、掃除もできない、片付けもできない、ただお店に来て立っているだけ。
すると、そのよくない雰囲気が周りに影響して、頑張っているスタッフが辞めてしまったり・・・。
安易に雇うといいことはありませんでした。
アルバイトを1人雇い入れるだけでも難しく、「面接って難しい」ということを痛感しました。
このときほど人を見る目がない自分を恨んだことはありません。
ただ、そんな苦い経験もあったおかげでその後は徐々に人を見る目も養われ、今では本当にいい人たちに恵まれるようになりました。
面接は妥協しちゃいけませんね!
- ◆こぼれ話◆
- 前回、こちらのコラムで「健康体だと思っていたのに血糖値が・・・」と
(糖尿のことを)書いたところ、びっくりするくらいの反響をいただきました。
なんと20名以上の方からメールやFAX、さらにお電話にて 「対処療法としてこんなのがあるよ」と、わざわざご連絡をいただいたのです。
とにかく有り難く、そしてとても嬉しく思いました。本当にどうもありがとうございます!
多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
暮松 邦一

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