
vol.111今年の抱負は10年後から逆再生
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新年によく見聞きする「今年の抱負」は、心の中にある計画・決意を表す言葉ですが、
抱負が明確になっていない人もいるようです。
そこで、私なりの方法をご紹介します。
まず「10年後、自分自身がどうなっていたいか」を思い描いてノートや手帳に書き出します。
「仕事」「収入」「住まい」「健康」「社会貢献」「趣味」といった大きなカテゴリーを列記し、そこから枝葉をつけていくとスムーズです。
たとえば「住まい」の場合、10年後は持ち家or借家、一戸建てorマンションといったことや、家具・調度品、住むエリア、近隣環境など。
中には海外移住が夢という人もいるでしょう。
また、誰と住んでいるかも重要です。
独り暮らしを満喫したい人や、今は独身でも10年後は結婚・子育てをしていたい人、逆に子供が独立して夫婦ふたりきりの生活を楽しみたい人など。
とにかく10年後を思い描いて細かな要素を書き出し、他のカテゴリーについても「なりたい自分」について書き出します。
大切なのはここからです。
10年後のために、いきなり今年の抱負を考えるのではなく、10年後の前には9年後があり、その前に8年後、7年後があるわけですから、逆再生で1年分ずつ考えていくのです。
そうすれば今年何をすればよいかが見えてきます。
仮に「10年後に新築マンションを買っている」と思い描いた場合、今から物件探しをする人は
いないでしょう。
「物件探しは8~9年後に始めて、それまでに頭金を準備しよう」といった考えが生まれるのではないでしょうか。
結果的に経済面の計画も必要になり、これも、9年後、8年後…と逆算していくと、今年の計画にたどりつきます。
10年後の「なりたい自分」は、年々変化しますので、立てた計画は時々見直して軌道修正し、あとは実行あるのみ。
以上が、私なりの「今年の抱負」のまとめ方です。
これは会社の中期・長期計画にも使える方法です。
ちなみに今年の私の抱負は『必笑』~笑う門には福来る~ です!
みなさまに『福』の訪れがありますように!
- ◆こぼれ話◆
- 私は30代のころから逆再生方式で1年の目標を立てて、毎月の計画やさまざまな日課・習慣に落とし込んできました。
計画通りにならない事柄があっても、無計画に過ごす1年より楽しく幸せな人生です。
ちなみに暮松通信は、誰かの役に立つことを思い描いてスタートしました。
毎回悶絶しながら発行しています。
1人でもよいので役立ててほしいものです。
多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
暮松 邦一

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