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暮松通信

暮松通信

vol.104長老トリオ、長続きの秘訣

「デザイン性の高い包装資材を作りたい」。
そう考えて、ファンシー文具の企画が得意なデザイン事務所に依頼し始めたのが28年前。
私より少し年上の男性Nさんと、年下の女性Yさんが担当してくれることになり、順調に新商品を発売し始めたころ、その事務所が突然解散することになったのです。
「ヘッズに来てください!」と言いたかったのですが、弊社はまだ10名ほどの規模で2人を雇い入れる力も無く、フリーランスの外部デザイナーとして仕事を継続してもらうことになりました。
私は問屋さんを回ってヒアリングし、その要望を踏まえて2人にデザインを依頼、できあがった数案から問屋さんに選んでもらって量産するという流れで、徐々に品番を増やしていきました。
社員の定着率が悪く、毎月歓送迎会をしていた黒歴史を持つ弊社がいま存在しているのは、2人のデザインパワーのおかげといっても過言ではありません。
当時は、商品の魅力だけで事業が成り立っていたのです。

社内のメンバーから見れば「長老」となった3人が、先日、2日かけて数軒のお客さんを訪問しました。
コロナ禍で会う機会が無く、さらに昨年10月以降、私は企画会議に参加しなくなったので、3人がリアルで顔を合わせるのは1年ぶりでしたが、移動中の車内も食事中も話は尽きません。
馬が合うというか、ツーカーの仲というか、もはやツレ状態です。
ここまで気が合う人たちと長く仕事を続けてこられたポイントを挙げるとしたら、仕事面に関しては非常にシビアだということになります。
一緒に仕事をする際、「気が合う」というのは大切な一面ですが、それだけでは双方甘えが出やすくなりますし、場合によっては社内のメンバーの士気も下がります。
仕事においては常に緊張感を持てるように、いまでも新商品を企画する際は、社内デザイナーと社外デザイナーのコンペ形式を採っています。
社内・社外関係 なく仲良く意思の疎通を図り、そして切磋琢磨しあう。
これが、長く続いている秘訣と言えそうです。

◆こぼれ話◆
28年前、社屋代わりの倉庫には会議室も無く、近所の喫茶店が暇な時間帯を見計らって奥のテーブルを陣取り、企画会議をしていました。
Nさん・Yさんと三人四脚、本当に懐かしい想い出です。
後にその喫茶店が閉店することになり、弊社が借り受けて社員食堂を誕生させました。
社員ゼロの時代に描いた「社員食堂をつくる」という夢が叶い、いま、心もお腹も満たされています。