
vol.70仕事の数値化に挑戦中!
現在弊社では、社員一人ひとりの仕事内容を数値化する準備を進めています。
どの会社でも一番わかりやすいのは「売上数字」に表れる営業の仕事です。
しかし、売上数字というのは、営業活動をサポートする事務スタッフや、売れる商品・買っていただきやすい商品を創り出す企画スタッフ、入出荷を管理するスタッフなど、全メンバーの力がひとつになった結果です。
そこで弊社では、「頑張っている(ようだ)」「結果がでにくい(ようだ)」といった、本人や周囲が「なんとなく感じている仕事の質」を、数値化することにしたのです。
企画部門の場合、商品開発時の項目を設定しています。
たとえば、「新規素材か既存素材か」「シーズン商品か通年商品か」「新サイズか既存サイズか」
といった項目です。
これ以外に、「初期費用」のランク分けや、「お取引がない業界への提案商品かどうか」という項目や、運賃・保管費用に影響する「使用前のサイズがコンパクトかどうか」という項目などを設け、さらに、発売から半年間の売上額を加点します。
試験運用を兼ねて、すでに発売になっている20~30アイテムを集計し、項目やポイント設定の見直しを行う予定です。
企画部門の試験運用と並行して、カタログ制作を数値化する項目や、事務部門の仕事に対する項目も、各セクションにリストアップしてもらっています。
なんとなく誰かがやっている「シュレッダーのゴミを捨てる」「電話に出る」といった業務が項目として挙がってくるかもしれません。
数値化というと、給与や昇進の査定材料と思われがちですが、本当の狙いは別のところにあります。
数値によって、仕事の質を「見える化」し、互いに認め合い、高め合い、成長を促すために活用するのが狙いです。
何度も修正が必要になるかもしれませんし、本格的な運用に至らないかもしれません。
それでも、仕組みづくりに全員で挑戦することが、仕事に対する意識や発想の転換につながれば、
それもひとつの成果になるはずです。
- ◆こぼれ話◆
- あらたまったギフトではなく、「ささやかなお礼」「ほんの気持ち」など、普段からちょっとしたプレゼントを贈る人が増えています。
贈るモノと同様に、贈るコトに意味があるそうです。
ここ数年「モノ消費からコト消費へ」という言葉をよく耳にしますが、「モノとコト」に付加価値をつけるのが弊社のラッピンググッズです。
なんとなく宣伝になってしまいました(笑)
多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
暮松 邦一

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