
vol.09ハンドメイド商品などを作っている上海にある小さな加工場のお話
こんにちは、ヘッズ代表の暮松です。
いつも大変お世話になっております。
今回お届けする第9号では、上海にある小さな加工場の
お話をさせていただきます。
ヘッズには、上海に30名ほどが働いている小さな加工場があり、主にハンドメイド商品などを作っています。
出張のとき、そこで働く中国の人たちがいつも本当によく働いてくれていることに
毎回ありがたさを感じています。
とても寒い地域で、この前行ったときは最低気温が0℃、最高気温はたったの4℃でした。もちろん加工場の中も暖かくありません。
そんな中で、朝の7時から夜の5時まで、手作りの小さなリボンを
ひとつずつ付けてくれたりしています。
完成した商品を日本人が見ると、機械で作っているのだろうと思うのですが、実は手作りなのです。
日本で企画し、考えた商品を、実際に作ってくれているのは加工場の人たちで、その仕事を朝から晩までずっとやり続けられるその根気強さに私はいつも感心させられます。
そういった人たちの努力があってこそ私たちの会社が成り立っていることに、本当に感謝しています。
自慢ではありませんが、ここで作る商品は品質がものすごく良いのです。
ほぼ寸分の狂いもなく作ってくれ、厳しい納期も守ってくれます。
非常に優秀な加工場です。
厳密に言うと、数年をかけて優秀な加工場に
“なりました”という言い方が正しいのかもしれません。
そうなれた要因のひとつは、現地の女性リーダーによるところが
特に大きいと思っています。
商品の製作で、説明がしづらい詳細な部分まで
「この大きさでいいか?」
「この色でいいか?」
「この位置でいいか?」
と
本当に念入りに聞いてきてくれて、こちらの指示通りに全部作ってくれます。
本当にありがたい存在です。
また、ここまで品質が良くなったのは、私たちが直接現場の人に指示、伝達できるということも大きな理由のひとつです。
加工場へ訪れる度、(昨今の国の問題は別にして)
そこで働いてくれている人たちへの感謝の気持ちが湧いてきます。
- ◆こぼれ話◆
- ちなみに、中国工場の責任者は、日本語も話せる40歳の中国人男性です。
実は、20年ほど前に彼は留学で日本に来ていて、まだヘッズが5~10人しかいなかった当時にアルバイトとして働いていました。
そんなご縁から始まった、信頼のおける彼は今も中国の会社の総経理として頑張ってくれています。
多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
暮松 邦一

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