株式会社ヘッズ代表 暮松邦一の月いちコラム KUREMATSU TIMES(暮松タイムズ)
VOL.150

取り越し苦労、厳禁

2026.04.01

創業したばかりの頃、右も左も分からず、資金もなく、でも妙な自信だけはあった30歳の私(笑)
そんな頃から、ずっと愛読している本があります。中村天風さんのご本です。
経営のノウハウというよりも、
「どう生きるか」「どう心を持つか」「どう健康でいるか」
そして――“ここ一番”の時にどう自分を整えるか。
経営者としても、一人の人間としても、ずいぶん助けてもらいました。
その中に出てくる言葉があります。

「取り越し苦労厳禁」これ、実に深い。
起こってもいないことを想像して、まるでそれが現実に起きているかのように錯覚して、今は何も起きていないのに、すでに困っている顔をしている。
そんな人、意外と多いんです。……え?周りにいませんか?(笑)

実は、昔の私もそうでした。
売上が落ちたらどうしよう。人が辞めたらどうしよう。銀行に何か言われたらどうしよう。
「どうしよう三兄弟」と毎晩会議していました(笑)
でも、天風さんの言葉に出会ってから、考え方が変わりました。
未来を心配するより、「そうならないために、今何をするか」に集中する。
まだ起きていない不安にエネルギーを使うより、今日一日を機嫌よく生きることに力を使う。
すると不思議なもので、物事の見え方も、人との関わり方も、変わっていきました。
心の持ち方が変わると、行動が変わる。行動が変わると、結果が変わる。
気がつけば、「あの時あれほど心配していたこと、ほとんど起きてないやん」ということばかり(笑)
だから最近はこう思っています。

未来を心配するのではなく、未来を設計する。
不安を想像するのではなく、楽しい未来を想像する。
ありがたいことに、そうやって積み重ねてきたおかげで、今のHEADSがあります。
これからも取り越し苦労は厳禁。今を楽しく、機嫌よく、ちょっと愉快に。
そして、自分の手で素晴らしい未来をつくっていこうと思います。
だって、どうせ想像するなら明るい未来のほうが得ですからね(笑)

こぼれ話

昔はチャットGPTもネット検索もなく、情報を探すには本屋で立ち読みが基本。
何冊もめくりながら「これや!」と決めた一冊を大事に買って読んでいました。
元取らなあかんやん!とばかりに真剣そのもの。
だからこそ良い本との出会いも宝物でした。
人も情報も同じですね。出会いは待つより出向くもの。
思ったら即アクション、これが一番の近道かもしれません。