
在庫管理を
アナログからデジタルへ
弊社の商品は現在6,000品番ほどあります。
リボンやシールなどの小物も多く、在庫管理や出荷作業が大変だと思われがちですが、
意外とそうでもないのです。
18年ほど前にJANコードを導入してから在庫は一目瞭然、年に3回の棚卸でも「差異」はごくわずかです。
物流倉庫の棚も、袋、包装紙、箱というようにアイテムごとに分ける必要がなくなりました。
売れ筋や商品の大きさなどで棚を分けられるので、出荷作業もスムーズです。
また廃番商品についても、ご注文をいただいてから「廃番になりました」と過去形でお知らせするのではなく、
事前に「廃番になります」と予告できるようになりました。
では、以前は、どのように在庫を把握していたかといいますと…。
倉庫を借りて在庫管理まで委託していたので、委託先の松岡さんの頭に頼っていました。
当時50代後半だった松岡さんは私より年上だったこともあり、「頭のいいおっちゃん」という印象。
タバコを吸い、自分でインシュリンを打ちながら仕事をしていました。
「〇〇は何ケースありますか?」と尋ねると、「あと18ケース」といった感じで、ほぼ狂いなし。
いくら頭のいい人でも、すべて記憶しているわけではないので何らかの記録はしていましたね。
ワードでもエクセルでもない、その名も「まっちゃんノート」。
紙のノートに1日1回、数量は「正の字」で記録していました。
これには落とし穴があり、誰かが松岡さんに言い忘れて出荷したら、数が合わなくなります。
お客さまに「在庫が有ります」と伝えたあと、在庫切れに気づいてお詫びの連絡を入れることもありました。
いま振り返ると信じられないほどズサンな管理で、何もかも勢いで乗り切っていたようなものです。
いまではスタッフが各自パソコンで在庫を確認でき、差異や間違いは激減しました。
最近気になっているのは、デジタル化が進んで感覚や記憶に頼る必要が無くなり、
なにかにつけて記憶力が衰えていることです。
年齢も影響しているのでしょうか。

先日、久しぶりに最初から最後まで棚卸につきあい、私は100品番ぐらいを担当しました。
JANコードで管理するようになってから、ほとんど差異が無くなっていたのに、
100品番中4品番数え間違いがありました。
「これはおかしい」ということになってスタッフが数え直してくれた結果、
スタッフの「社長、数え間違ってましたよ~」の言葉に、返す言葉ナシ(汗)
小さな会社は
「人を大切にする経営」
で成功する
暮松 邦一(著)

多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
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