株式会社ヘッズ代表 暮松邦一の月いちコラム KUREMATSU TIMES(暮松タイムズ)
VOL.18

人気のあるおっちゃんに
なるまでの道のり

今回は、私がお正月になると思い出すことについてお話したいと思います。

創業当初、今から23年ほど前のことです。
当時は商品の倉庫としてシャッター付きのガレージを借りていました。
そこは、ただのガレージなので電気はなく、明かりがありませんでした。
そして、もちろんトイレもありませんでした。

特にちょうど今くらいの寒い時期は大変で、ガレージで働いているときにどうしてもトイレに行きたくなります。
そういうとき私は、近くの食品スーパーに温かい缶コーヒーを1本買いに行き、ついでにトイレを借りていました・・・。
当時は苦しいふところ事情でしたので、辛かったのがお正月です。
何が辛かったかと言いますと、親戚一同が集まったときに子どもたちに渡さなければならない“お年玉”です。

創業したばかりの頃は売り上げもまだまだ立っておらず、そのため子どもたちに渡せるお年玉の金額も小さなものです。
シビアなもので、子どもたちはその額で親戚のおっちゃんたちを格付けします。
ですから、当時は本当に人気のないおっちゃんだったと思います(涙)。

ただ、休まず働き続けた結果、売り上げが徐々に上がっていきました。
納品から全てひとりでやっていましたので、10万円分の納品をしたときには、その場でいくら儲かったかも分かり「これで生きていけるー!」と、嬉しくなりました。
そして、1カ月の売り上げが100万円に達成した時は、とにかく嬉しくて嬉しくて「やったーー!!」と、ひとり小踊りして喜んでいました(笑)。

さらに、1カ月の売り上げが300万円になると、めちゃくちゃ嬉しくて「飲みにいこう!」と 友達を誘って小さなお祝いをしていました(笑)。
ただ、どれだけ飲んで帰りが遅くなっても、次の日は朝6時に家を出て、7時には仕事を始めていました。

売り上げが上がっていったのと同時に、お正月に渡せるお年玉の金額も増えていきました。
そのおかげで、私はだんだん人気のあるおっちゃんに変わっていきました(笑)。

こぼれ話

1カ月の売り上げが300万円に達した当初、シャッター付きガレージは2つに増えましたが、 トイレは相変わらずありませんでした。
現在、ヘッズにはもちろんトイレがあります。それもウォシュレット付きです!
社員からしたら当たり前のトイレですが、私からしたらあの日夢にまで見たトイレです(笑)。
2014年も社員一同がんばってまいりますのでよろしくお願いいたします!

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暮松 邦一(著)

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