株式会社ヘッズ代表 暮松邦一の月いちコラム KUREMATSU TIMES(暮松タイムズ)
VOL.124

誰も言ってくれない!

知人(Aさん)と「脱いだ履物」の話になりました。
クリニックや旅館、スーパー銭湯 など、スリッパに履き替える場面があります。
ヨソの家や自宅でも同じです。
マナーの 先生なら、
①玄関から入ったらそのまま向きを変えず靴を脱いで家にあがる
 ↓
②家の中にお尻を向けない程度に体の向きを変えて床にひざをつく
 ↓
③靴のつま先を外に向けて手で揃える(隅に寄せる)。
こんな風に指導するのかもしれません。
私はそこまでキッチリしていません。
手で揃えるのを省略して、最初から靴のつま先が外に向くように脱ぐこともあります。
ただ、靴でもスリッパでも、必ず次に履きやすい向きに揃えておきます。
和室の宴会場では、廊下にスリッパを脱いで部屋に入ることがあります。
宴会場を見比べると、スリッパが整然と並んでいる部屋と、脱ぎっぱなしの部屋は一目瞭然です。
中でどんな人が宴会をしているのか…。
ちなみに弊社の場合は整っています。
脱ぎっぱなしの人がいたとしても、誰かがフォローして揃えているのかもしれませんが。

話は5、6年前までさかのぼります。
当時、ある分野の専門家を探していたところ、Aさんの紹介でピッタリなB社が見つかり、代表者(40代半ばのBさん)と若手社員2名が足を運んでくれました。
話を聞いて「さすがその道のプロ」と感心しましたが、この日は顔合わせ程度だったので、社員食堂で食事をして解散しました。
その後、どうなったか。
B社には、「お願いしたい案件が出たら連絡する」と、お茶を濁す形になったのです。
Aさんには本当のことを言いました。
実は、Bさんと一緒に食事をして「この人とは気持ちよく仕事をできそうにない」と判断したのです。
バイキング形式で自分が皿に取った料理を汚く食べ散らかし、残した料理の上に別の食器を躊躇なく重ねる姿を見たからです。
私は、特に行儀作法に厳しいというわけではありません。
普通ですよ、普通。
ただ、こういった話は、誰も本人に言わない気がします。

こぼれ話

今後、私の所作を見る周囲の目が厳しくなりそう。
口元にご飯粒がついていたり、酔ってスリッパが揃っていなかったらコソッと耳打ちをお願いします。
そういえば、話の途中で 私が「下駄箱」と言ったら、Aさんが大笑いしました。
確かに下駄は履いていない。
「靴箱」とか「シューズボックス」というのが一般的らしいです。
いままで誰も言ってくれなかった…。

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