
どんなときも笑顔を絶やさない
大きな愛でまわりを照らす、
優しさと厳しさの素顔④
菓匠FUKUROU 代表/和菓子職人 中山美奈さん
公開日:2025年12月19日
二年目のジンクスを越えて、
地域と育むFUKUROUの笑顔
開店から丸二年。一般的には『二年目のジンクス』と言われ、お客様が飽きてリピーターが減る傾向がある中、リピート率を115%に伸ばしました。
その理由は、リピーターとして定着してくださったお客様が二年目に10~15%も増えたこと。
お店に来てくださるお客様の割合は、リピーターが9割、初めてのお客様が1割。
FUKUROUの“強さ”を支えているのは、何よりも「お客様を笑顔にしたい」という想い。
その想いが、美味しい商品、温かい接客、そして地域との繋がりを生み出しています。

特に若いファミリー層に気軽に手に取っていただけるよう、どら焼きに生クリームを挟んだり、写真映えするような可愛らしい見た目にしたり、工夫を凝らしました。
また、フルーツ大福も一緒に販売し、季節ごとに変わる旬のフルーツを使って、「今しか味わえない美味しさ」をお届けしています。
「まずは、FUKUROUの味を知ってほしい」
その一心で、オープン前から駅前でどら焼きを配ったり、フルーツ大福を配ったことも。
とにかく地元の方に味を知っていただけることを考えました。

お店の周年祭では、提灯を飾って、お祭りみたいに賑やかに盛り上げました。
また、地元の小学校のお茶の授業でお菓子を提供させていただきました。
厨房が見える小さな窓は、子供たちの好奇心をくすぐるように設計し、お菓子を作る姿を見てもらうことで、食べ物への感謝の気持ちを育んでほしいという願いを込めました。


お店の前に作ったベンチは、地元の方の憩いの場として、シャッターを閉めてからも座れるように工夫。
そのベンチには学校からの帰り道にちょっと休憩したり、ここで宿題をする子供や、帰り道にお弁当を食べるOLさん、空き缶収集のおじさんの休憩する姿が見られます。
それぞれの日常が、FUKUROUの前で交差する。そんな光景を見るのが、中山さんの日々の喜びです。
FUKUROUに来ると、なんだか楽しい気持ちになる。
これからも、身体にやさしい手作りのお菓子を毎日焼いて、みんなに楽しんでもらえる場所にしていきたい。
「三年目も、お客様に『美味しい』と言っていただけるように、心を込めてお菓子を作り続けます」
中山さんの口から何度も出てきたこの言葉が、FUKUROUの未来を明るく照らしているようでした。

ご協力いただいたお店

- 菓匠FUKUROU(フクロウ)
- @kasyou.fukurou
- 店舗情報(本店)
- 〒546-0031
大阪府大阪市東住吉区田辺2-1-2
営業時間:10:00~18:00(基本は水曜日定休)
TEL:06-6105-1480

photo:
Teppei Koizumi
text & edit:
Miwa Hirozawa
