
知ることが大切
2025.09.01
私たちの会社では、2年に一度「研修旅行」を実施しています。
2年前は対馬に行き、韓国や中国など海外から流れ着くゴミを拾う清掃活動を通して、海洋ゴミの問題について考える機会を持ちました。
今回は沖縄が訪問先です。
「ひめゆりの塔」と、米軍嘉手納基地近くの「道の駅かでな」を訪れ、平和について深く学びました。
沖縄で激しい戦いがあったのは、終戦間際の1945年。
今からちょうど80年前で、私が生まれるわずか10年前の出来事です。
「ひめゆりの塔」は、沖縄戦で亡くなった女子生徒や教師227名を追悼する慰霊碑です。
彼女たちは、勝ち目のないと言われた戦況の中、南風原の沖縄陸軍病院で看護要員として動員されました。
暗く湿った壕の中、想像を超えるような過酷な状況だったそうです。
はじめての看護で戸惑いながらも、手や足などを失った人たちのお世話をしたり、弾が飛び交う中で水を運び続けたり。
学校から「解散命令」が出ても、恐怖で壕から外に出られなかった人、必死に逃げ延びた人もいました。
飲まず食わずの日々のなか、臭い水たまりの何かわからない液体を鼻を摘んで飲んで命をつないだ方もいたといいます。
わずかに生き残った方々の証言映像は、思わず時間を忘れて見入ってしまうほど、心に迫るものでした。
今の私たちは、いつでも水が飲めて、食事もとれて、暑ければ冷房もある環境で生活しています。
しかし、こうした当たり前の毎日が、多くの方々の尊い命と努力の上に成り立っていることを、改めて感じました。
また、いまも世界のどこかで戦争や争いが続いています。
歴史を知り、世界の出来事にも関心を持ち続けることは、人として大切なことだと思います。
まずは「知る」ことが第一歩。
今回の研修旅行は、そんな大切な学びの時間となりました。
このような機会に、心から感謝して、今私たちにできることをしていきたいと思います。

学生時代にも訪れたことのある「ひめゆりの塔」でしたが、今回はその時とはまったく違う気持ちで見学することになりました。
何でやろ?と考えてみると、もしかしたら、今の世界情勢を受けて「平和が当たり前じゃない」と、どこかで本能的に感じているからかもしれません。
今回の平和学習は、私たち自身だけでなく、次の世代の未来を考えるきっかけにもなりました。
小さな会社は
「人を大切にする経営」
で成功する
暮松 邦一(著)

多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
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