vol.19シャッター付きガレージを仕事場としていた時のお話
こんにちは、いつも暮松通信を読んでいただきどうもありがとうございます。
前号でも少し触れましたが“シャッター付きガレージ”のお話の続きをしたいと思います。
今から23年ほど前、私がまだ34~5歳のときの話です。
当時、まだ個人事業主だった私は、企画や営業、在庫管理、事務仕事など
全てひとりでやっていました。
事務所はなく、自宅で仕事をしていたのですが、商品を置いておくスペースが別に必要でした。
そこで私が借りたのが本来は車を置くための“シャッター付きガレージ”でした。
当時は本当にお金がなく、そこしか借りることができなかったのです。
しかも、そこは大雨が降ると中に水が入ってきてしまいます。
慌てた私はすぐにホームセンターに走って、“すのこ”を購入しガレージ内にすのこを敷いて、その上に商品を置いていました。
日中は外回りの営業、夕方からはガレージに行って出荷作業をしていたのですが、ただのガレージですからちょうど今くらいの時期はめちゃくちゃ寒く、当時はフリースもなかったのでスキーウェアを着て仕事をしていたことをよく覚えています。
そして、そこには肝心の電気がありませんでした。
近くに街灯もなく、特に冬場はあっという間に日が暮れてガレージや、その周囲は真っ暗。
しかし、まだ仕事は残っていますので、倉庫に自分の車を近付けてヘッドライトを点け、その明かりを頼りに納品書を書いたり、シールを貼ったり、細かいパッキングをしたりしていました。
その状況は5~6年続きましたが、場所が場所なだけあって 「いつか絶対に成功してやる!!」という強いハングリー精神が養われ、 当時は365日休み無しでも平気で働いていました(笑)。
最後に、この車の“ヘッドライト”が由来となって社名が“ヘッズ”になりました!
というのは冗談ですが(笑)、私は今でも車のヘッドライトをつけるたび、当時のことをよく思い出します。
- ◆こぼれ話◆
- 今回、創業当初のことを思い出しながら書いてみましたが、私自身、初心に帰ることができました。
今は電気のある所で夜遅くまで働くことができています。
これもみなさまからのご支援をいただけたからだと非常にありがたく思っております。
2014年もこの気持ちを忘れずに、頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします。
多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
暮松 邦一
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