vol.123幸せは感謝する心から生まれる
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ある団体の会員企業さんが、会社見学に来てくれました。
業種は様々で全国から約30名、大半が経営者です。
まず私が「幸せ創造会社」を社是としているヘッズにまつわる話を1時間ほどして、質疑応答では、新入社員から在籍20数年の者まで6名のメンバーが回答者に加わりました。
メンバーへの質問は、私の話と、メンバーの考え方や感じ方にズレがないか確認の意味もあったと思います。
私も、彼ら・彼女らの回答に興味津々でした。
みんな、緊張していたに違いありません。
ふと気づくと、事前に打ち合わせをしたわけでもないのに、それぞれが「感謝」という言葉を口にしていました。
私は、「幸せは感謝する心から生まれる」と考えています。
30年ほど前、独りで創業し、寝る間を惜しんで働きました。
それなのになかなか思うようにならず、「なんでうまくいかへんねん」と、いらだつ日々を過ごしました。
幸せを感じる余裕など全くありません。
いや、あのとき、もっと周囲の人への感謝の気持ちがあったら、同じ状況でも幸せを感じられたはずです。
社会的信用度も低いヨチヨチ歩きの私に注文をくれるお客様はいました。
何の見返りも求めずアドバイスをしてくれる先輩経営者もいました。
力を貸してくれる外注さんもいました。
そうしたありがたみに気づかず、頭の中は「ああしたい、こうなりたい」という自己実現の欲求でいっぱいだったのです。
思い出すと、恥ずかしい気持ちにさえなります。
誰かや、何かに対する感謝の気持ちが幸せにつながっていきます。
たとえば、他人から見てどんなに恵まれた環境や条件下にある人でも、その人が、ありがたみに気づいていなければ、不平や不満ばかり募って幸せだと感じにくいのではないでしょうか。
質疑応答でみんなが生き生きと話している姿を見て、自然と「ありがとう」という気持ちが湧き、幸せな気持ちで心が満たされました。
- ◆こぼれ話◆
- 自己実現で頭がいっぱいの時は、思考回路が「自己中」でした。これでは、なかなか感謝の気持ちも持てません。
自己中はあかん。…と言いつつ、ひとつだけ見逃してほしい自己中ネタがあります。
年齢や体調も考えないといけないけれど、社内外での「飲み会の回数」だけは自分で決めたい。
大切な人たちと飲んで・話せるのは、本当にありがたい。
多くのお客さまを訪問させていただいた中で、「スタッフとの関係性をどうしていくのか?」「離職率が高い」という、『人』についてのお悩みをよく耳にしました。
この暮松通信でもたびたびお話しているとおり、私もかつて毎月のようにスタッフの送別会を繰り返していたという黒歴史を経験しています。
そこから『人本経営』と出会い、時に失敗しながらも続けてきた施策や経験の他、同様に人本経営を実践する友人たちの声をまとめた一冊です。
この本が、皆さまのより良い会社経営の一助になれば幸いです。
暮松 邦一
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